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更新日:2026年10月17日

不動産・住宅 公開日 2026年10月17日

不動産のLINE追客を運用代行に任せる方法|SNS反響を成約につなげる設計

不動産のLINE追客は、SNS経由の反響を自動配信で温め、温度が上がった顧客を営業へ引き継ぐ設計が要です。運用代行に任せる範囲、費用の見方、個人情報保護法に沿った同意取得と委託時の確認点まで、発注前に決めることを解説します。

結論から言います。不動産のLINE追客を代行に任せるなら、「自動配信で温める部分」は代行、「温まった顧客への連絡」は自社営業、と線を引くのが基本です。SNSからの反響は、すぐ内見や査定に進む人ばかりではありません。数週間〜数か月かけて検討する人を、LINEで忘れられないようにつなぎ止めるのが追客の役割です。代行会社を選ぶときは、配信の上手さより「営業へ引き継ぐ条件」と「個人情報の扱い」を決められるかを見てください。

不動産のLINE追客で、代行に任せる範囲と任せない範囲

追客とは、問い合わせ後すぐに契約に至らなかった見込み客へ、継続して連絡を取ることです。SNS経由の反響は「まだ情報収集中」の人が多く、電話をかけても温度差が出やすいのが特徴です。LINEなら相手の都合で読めるため、関係を保ちやすくなります。

任せやすいのは、手間がかかるのに営業判断が要らない作業です。

  • 友だち追加の入口づくり(SNSのプロフィール、投稿、広告からの導線)
  • 友だち追加直後のアンケート設計(売買か賃貸か、エリア、時期、予算帯)
  • ステップ配信(登録からの日数に合わせて自動で送るメッセージ)の文面作成
  • 配信結果の集計と、月1回の改善提案

一方、自社に残すべきなのは次の3つです。

  • 個別のチャット返信や物件の提案(宅建業の知識と在庫情報が要るため)
  • 内見・査定・来店の日程調整
  • 顧客情報の最終的な管理と、営業記録への反映

代行に「個別返信までまるごと」任せると、物件の空き状況や条件の説明でズレが起きやすくなります。返信は自社、仕組みづくりは代行、という分け方が現実的です。

自動配信で温め、営業に引き継ぐ設計手順

追客の成否は、配信の本数より「どの時点で人が連絡するか」で決まります。次の順番で代行会社と設計してください。

  1. 入口を分ける:売買・賃貸・売却相談で友だち追加の導線を分けます。入口ごとに流入元が分かるようにしておくと、どのSNSが効いたかを後で比べられます。
  2. 最初のアンケートで温度を測る:「入居・購入の希望時期」を必ず聞きます。3か月以内か、1年以上先かで配信内容を変えます。
  3. ステップ配信を組む:例として、登録直後に資料や物件の探し方、数日後に地域情報、2週間後にローンや初期費用の基礎知識、という流れです。売り込みより「役に立つ情報」を中心にします。
  4. 引き継ぎの合図を決める:「内見したい」「資金計画を相談したい」ボタンが押された、チャットで質問が来た、特定の物件ページを開いた、などを合図にします。
  5. 引き継ぎ後のルールを決める:誰が、何時間以内に、どの手段で連絡するかを社内で決めます。合図が出ても放置されれば、追客の意味がなくなります。
  6. 月1回振り返る:友だち数ではなく、引き継ぎ件数・内見数・申込数を見ます。

指標の決め方は「不動産のSNS反響KPIの決め方」で詳しく解説しています。代行会社と最初に合意しておくと、報告がぶれません。

依頼先タイプの比較と、費用の見方

LINE追客を頼める先は、主に次のタイプに分かれます。費用はあくまで目安で、配信本数や連携ツールの有無で大きく変わります。

タイプ 費用レンジ 向いている店/院 確認すべき点
不動産特化型のSNS・LINE運用代行 月額5万〜15万円程度が多い 売買・賃貸の反響が毎月一定数ある会社 引き継ぎ条件の設計まで対応するか、表示規約の知識があるか
総合型のSNS運用代行(LINEはオプション) 月額3万〜10万円程度が多い SNS投稿とLINEをまとめて任せたい会社 LINEの構築実績、配信文の作成本数
LINE構築専門(初期構築のみ) 初期費用で数万〜数十万円程度の幅 運用は自社でできる会社 構築後の引き渡し内容、操作マニュアルの有無
フリーランス 月額数万円程度から 小規模で配信数が少ない会社 個人情報の取り扱い体制、契約書の有無
内製 人件費のみ 担当者が配信と集計を続けられる会社 担当者の退職・異動時に止まらないか

※LINE公式アカウント自体の月額料金や、外部の拡張ツール代は別途かかるのが一般的です。料金プランはLINE公式の案内で確認してください。

費用は月額のまま比べず、「営業引き継ぎ1件あたり」「内見1件あたり」に直して見ます。たとえば仮に月額6万円で、引き継ぎが月12件なら1件あたり5,000円です。反響数は商圏や物件の種類、営業体制で差があるため、契約前に「自社の規模だと何件くらいを想定するか」を代行会社に聞いておきましょう。

選び方全体は「不動産のSNS運用代行の選び方」でも整理しています。

契約前に聞くべき5つの質問(個人情報と表示ルール)

不動産のLINE追客では、氏名・電話番号・希望条件など多くの個人情報を扱います。個人情報保護法では、利用目的をできるだけ特定し、取得時に本人へ通知または公表することが求められます。代行会社に作業を任せる場合は「委託」にあたり、自社には委託先を監督する責任があります。詳しくは個人情報保護委員会の公表資料を確認してください。

次の5つを質問すると、体制の差が見えます。

  1. 「友だち追加時やアンケートで、利用目的の表示と同意の取り方をどう設計しますか?」 同意文やプライバシーポリシーへの導線を提案できるかを見ます。
  2. 「預けた顧客情報は、誰が・どこに・いつまで保管しますか?契約終了時はどうなりますか?」 削除や返却のルールを契約書に書けるかを確認します。
  3. 「管理画面の権限は、誰に何を付与しますか?」 担当者ごとの権限設定と、退任時の権限削除の手順があるかを聞きます。
  4. 「物件情報の配信で、表示規約やおとり広告に当たらない確認はどうしますか?」 成約済み物件を配信し続けない運用や、「格安」「最高」など使い方に制限がある言葉への配慮があるか確認します。
  5. 「営業へ引き継いだ件数と、その後の結果をどう報告しますか?」 配信数や開封率だけの報告では、成約との関係が見えません。

契約書で見るべき条項は「SNS運用代行の契約書チェックポイント」にまとめています。

代行に頼むべき会社、頼まなくてよい会社

頼むべき会社は次のとおりです。

  • SNSや広告からの反響はあるが、営業が追いきれず放置している
  • 売買・賃貸・売却など、反響の種類が多く配信を分けたい
  • LINE公式アカウントはあるが、一斉配信しかしていない

頼まなくてよい会社は次のとおりです。

  • 反響がまだ月に数件程度で、営業が個別に対応できている
  • 引き継ぎ後に連絡する担当者を決められない
  • 顧客情報の社内管理ルールが未整備(先に社内ルールづくりが必要です)

追客の仕組みは、受け取る営業体制があって初めて機能します。代行に頼む前に、引き継ぎ後の担当を決めておきましょう。

まとめ

  • 不動産のLINE追客は「温める自動配信」と「営業への引き継ぎ」を分けて設計します。
  • 代行には入口・アンケート・ステップ配信・集計を任せ、個別対応は自社に残すのが基本です。
  • 費用は引き継ぎ1件・内見1件あたりに直して比べます。
  • 個人情報の利用目的の明示と同意取得、委託先の管理は契約前に決めてください。

まずは自社の反響数と引き継ぎ体制を整理し、依頼前チェックリストで抜けを確認するところから始めましょう。

よくある質問

Q. LINEの友だち追加だけで、顧客情報を営業に共有してよいですか?

A. 友だち追加の時点では、氏名や連絡先が分からないことも多いです。アンケートなどで情報を取得する際に、利用目的(物件紹介・連絡のため等)を示し、同意を得る設計にしておくと安心です。

Q. ステップ配信は何通くらい用意すればよいですか?

A. 物件や検討期間によって適正な数は異なります。まずは数通から始め、開封や反応を見て追加する進め方が一般的です。本数より、引き継ぎの合図を入れることを優先してください。

Q. 代行会社にチャット返信まで任せられますか?

A. 対応している会社もあります。ただし物件の空き状況や条件の説明は宅建業の知識が必要なため、一次受付のみ代行し、具体的な提案は自社営業が行う形が無理のない分担です。

Q. 成果報酬で契約できますか?

A. 引き継ぎ件数などに連動する料金体系を用意する会社もあります。何を成果とみなすか、件数の数え方を契約前に書面で決めておくことが大切です。

不動産のLINE追客を外注するときは、依頼先のタイプと「引き継ぎ設計まで対応できるか」を並べて比べるのが近道です。発注前に確認したい項目は、資料請求(選び方ガイド・依頼前チェックリスト)でまとめてお渡ししています。比較候補の1社として、株式会社HolyTech(1本7,500円税込・初期費用0円)もサイトの比較表に掲載しています。自社の反響数や体制に合うかどうかで判断してください。

この記事について 業種別SNS運用代行ナビは株式会社HolyTechが運営する比較情報サイトです。当社もSNS運用代行を提供しており、比較表の1社として同じ基準で掲載しています。他社に関する記載は各社公式サイトの公開情報に基づき、順位付けはしていません。費用や成果は業種・商圏・体制で差があります。

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