SNS運用代行比較 > コラム > 美容クリニックの症例写真をSNSに載せる条件|代行任せにしな
更新日:2026年10月14日

クリニック・歯科 公開日 2026年10月14日

美容クリニックの症例写真をSNSに載せる条件|代行任せにしない確認点

美容クリニックが症例写真をSNSに載せるには、治療内容・費用・主なリスクと副作用を写真と同じ投稿内に併記する必要があります。要件を投稿フォーマットに組み込み、代行会社任せにせず院内で最終確認する手順と、依頼前に聞く質問を解説します。

結論から言います。美容クリニックの症例写真(術前術後写真)は、治療内容・費用・主なリスクと副作用を写真のそばに併記した場合にだけ、SNSに載せられます。 説明を付けずに載せると、医療広告ガイドライン違反になります。 対策は、毎回の注意力に頼らないことです。併記する項目を「投稿フォーマット」として固定し、代行会社に任せても欠けない仕組みにします。 本記事では、載せる条件、フォーマットの作り方、院内で最終確認する手順、代行会社に聞くべき質問を順に整理します。

症例写真をSNSに載せるための条件

医療法の広告規制では、術前術後写真は原則として広告できません。理由は、効果を誤解させるおそれがあるためです。 ただし、ガイドラインには例外があります。通常必要とされる治療内容、費用、主なリスク・副作用などの詳しい説明を付ける場合は、禁止される広告に当たらないとされています。

SNSの投稿も、来院を促す内容であれば広告として扱われます。院の公式アカウントの通常投稿、リール(短い縦型動画)、ストーリーズも同じです。「SNSだから対象外」という考えは通用しません。

あわせて、自由診療の情報を広く発信するときは、次の「限定解除」の要件も意識します。

  • 患者が自分で求めて見に来る媒体であること
  • 問い合わせ先が書かれていること
  • 自由診療の治療内容と費用が書かれていること
  • 主なリスクと副作用が書かれていること

注意したいのは、有料広告は1つ目の要件を満たしにくいとされている点です。通常投稿で問題のない症例写真でも、広告として配信すると扱いが変わる場合があります。広告の審査で落ちる表現については、クリニックのInstagram広告運用代行|審査落ちを防ぐ表現と費用で詳しく解説しています。

最後に、ガイドラインの外側にも前提があります。患者本人の書面同意と、写真を加工しないことです。肌を補正した写真や、照明・角度を変えて差を大きく見せた写真は、虚偽・誇大な広告と判断されるおそれがあります。

併記要件を投稿フォーマットにする

違反の多くは「今回だけ費用を書き忘れた」という抜けから起きます。そこで、項目を固定したフォーマットを院で決め、代行会社にはそれを使ってもらいます。

項目 書く内容の例 よくある抜け
治療名・内容 施術名、方法、回数、施術にかかる期間 「○○施術」とだけ書いて回数がない
費用 税込の総額。追加費用(麻酔・薬など)の有無 「○円〜」だけで総額がわからない
主なリスク・副作用 腫れ、内出血、痛み、ダウンタイムの目安など 「個人差があります」で終わる
撮影時期 術前と術後○か月の時点 術後の時期がない
問い合わせ先 院名、電話番号またはWebサイト プロフィール欄に任せきり
同意・加工 患者同意を取得済み、画像加工なし(院内の記録) 同意書の保管先が不明

置き場所にもルールを作ります。Instagramの本文は、長いと途中から「続きを読む」で隠れます。写真の画像内に要点を入れ、本文の冒頭にも同じ内容を書く形にすると、見落とされにくくなります。

複数枚投稿なら、1枚目を症例写真、最後の1枚を「治療内容・費用・リスク」の説明画像にする型が使いやすいです。リールやストーリーズは画面が流れやすいので、文字を表示する時間を長めに取ります。リンク先に説明を任せるのではなく、投稿の中で完結させるのが安全です。

なお、患者の感想(「痛くなかった」「満足です」など)を添えると、体験談の広告として別の規制に触れます。口コミの扱いはクリニックが患者に口コミ投稿を依頼してよいかを参照してください。

代行任せにしない院内チェック手順

代行会社に投稿を任せても、広告の責任を負うのは医療機関です。院内での最終確認を、手順として決めておきます。

  1. 症例の選定は院が行う:代行会社に「よく見える症例」を選ばせないようにします。典型的な経過の症例を選びます。
  2. 同意書を先に確認する:SNS掲載まで同意範囲に含まれているかを見ます。顔が写る場合は特に注意します。
  3. 元データと照合する:投稿用の画像が、カルテの元画像から加工されていないかを確かめます。
  4. フォーマットの項目を点検する:前の表の6項目がすべて入っているかを、チェックリストで確認します。
  5. 医師が内容を承認する:費用・リスクの記載が今の診療内容と合っているかを、担当医が確認します。
  6. 公開後に記録を残す:投稿URL、承認者、承認日を一覧にします。料金改定のときに見直す対象がすぐわかります。

料金を改定したら、過去の症例投稿の費用表記も古くなります。年に1〜2回、過去投稿をまとめて見直す日を決めておくと安心です。

代行会社の選び方と費用の見方

症例写真を扱う院では、投稿の上手さより表現チェックの体制で会社を選ぶのが基本です。タイプ別の違いは次のとおりです。

タイプ 費用レンジ(目安) 向いている院 確認すべき点
医療特化型 月額15〜40万円程度が多い 症例投稿を継続的に出したい美容クリニック 医療広告ガイドラインの確認者がいるか
総合型 月額10〜30万円程度が多い 複数媒体をまとめて任せたい院 医療案件の経験と、修正の回数制限
動画特化型 1本数万円〜の個別見積もりが多い リール中心で発信したい院 動画内の説明表示の時間と文字サイズ
フリーランス 月額数万〜15万円程度が多い 投稿数が少なく院内で確認できる院 担当者が不在のときの代わりの体制
内製 人件費と撮影機材の費用 スタッフに発信の担当を置ける院 確認の役割を担当者と分けられるか

※費用は、投稿本数・撮影の有無・地域・体制で大きく差があります。各社の公開情報は比較表で確認してください。

依頼前に聞く5つの質問

  • 症例写真の投稿で、治療内容・費用・リスクの併記をどう確認していますか?
  • 医療広告ガイドラインを確認するのは誰で、どの段階ですか?
  • 院のフォーマットを使って投稿を作ってもらえますか?
  • 画像の加工・補正をしないことを、契約や運用ルールに書けますか?
  • 公開前に院の承認を必ず取る流れになっていますか?

答えがあいまいな会社は、症例写真の運用には向きません。

月額を「1本あたり」「来院1件あたり」に直す

費用は月額だけで比べないようにします。たとえば月額20万円で月10本なら、1本あたり2万円です。月額12万円で月4本なら、1本あたり3万円になります。

さらに、SNS経由の予約や来院の数で割ります。来院1件あたりの費用で見ると、自院に合う本数と価格が見えてきます。ただし来院数は、診療科目・商圏・季節で大きく変わります。最初の数か月は比べる基準を作る期間と考えます。

頼むべき院・頼まなくてよい院

代行を頼むべき院は、症例投稿を毎週出したいのに、院内に作成の担当がいない院です。チェックの体制がある会社なら、医師は承認だけに集中できます。

頼まなくてよい院は、症例投稿が月1〜2本程度で、院内スタッフがフォーマットに沿って作れる院です。その場合は、内製にして表現チェックだけ外部に相談する形も選べます。

まとめ

  • 症例写真は、治療内容・費用・主なリスクと副作用を写真のそばに併記した場合だけ載せられます。
  • 併記の項目は投稿フォーマットとして固定し、画像内と本文冒頭の両方に入れます。
  • 症例の選定、同意の確認、医師の承認は院内で行います。
  • 代行会社は、表現チェックの体制を質問して見極めます。

次の行動として、まずは候補の会社のタイプと確認体制を比較表で並べてみてください。

よくある質問

Q. 患者の同意があれば、説明なしで症例写真を載せてもよいですか?

A. いいえ。同意は前提条件の1つにすぎません。治療内容・費用・主なリスクと副作用の説明を付けなければ、ガイドライン違反になります。

Q. 費用やリスクはプロフィール欄やリンク先にまとめてもよいですか?

A. 投稿ごとに、写真の近くに書くのが安全です。プロフィール欄やリンク先だけでは、投稿を見た人に情報が届きません。画像内と本文冒頭の両方に入れる形をおすすめします。

Q. ストーリーズは24時間で消えるので、規制の対象外ですか?

A. 対象外ではありません。来院を促す内容であれば、表示期間に関係なく広告として扱われます。通常投稿と同じフォーマットで作ります。

Q. 違反するとどうなりますか?

A. 行政指導の対象となり、改善しない場合は中止命令や是正命令が出ることがあります。命令に従わない場合や虚偽の広告には、罰則の規定もあります。運用を始める前に、院内の確認体制を整えておくことが大切です。

Q. 代行会社が作った投稿で違反した場合、責任は代行会社にありますか?

A. 広告主である医療機関も責任を問われます。契約で役割を決めたうえで、公開前の院内承認を必ず通す運用にしてください。

クリニック・歯科向けのSNS運用代行は、医療特化型・総合型・動画特化型など、タイプごとに表現チェックの体制が異なります。各社の公式公開情報はクリニック・歯科向け 各社比較表にまとめています。運営元の株式会社HolyTechも比較表の1社として掲載しています(1本7,500円税込・初期費用0円)。依頼前に確認したい項目をまとめた「依頼前チェックリスト」は、資料請求から受け取れます。

この記事について 業種別SNS運用代行ナビは株式会社HolyTechが運営する比較情報サイトです。当社もSNS運用代行を提供しており、比較表の1社として同じ基準で掲載しています。他社に関する記載は各社公式サイトの公開情報に基づき、順位付けはしていません。費用や成果は業種・商圏・体制で差があります。

クリニック・歯科の関連記事

次に読む

クリニック・歯科向け 各社比較表(名称順・公開情報のみ)

コラム一覧

よくある質問(費用・契約・解約)

比較表つきの選び方ガイドを無料でお送りします!

各業種の選定基準・依頼先タイプ別の費用レンジ・契約前に聞く質問をまとめた資料です。メールで即時にお送りします(株式会社HolyTech制作)。

ご希望の資料必須
無料業種別
選び方ガイド
資料請求
\ 美容室・エステ・ネイル /美容サロン向け
SNS運用代行 比較
比較表を見る ▶
\ 医療広告ガイドライン対応で選ぶ /クリニック・歯科向け
SNS運用代行 比較
運営者明示順位付けなし掲載料0円
当サイトは株式会社HolyTechが運営し、自社サービスも同じ基準で掲載しています。各社の情報は公式サイトの公開情報のみを出典・取得日つきで転記し、口コミや順位は掲載しません。資料請求でお送りする資料は当社制作物のみで、他社の資料は配布しません。
掲載基準の全文